監修

(https://www.fukuda.co.jp/)
創業85年の信頼と歴史のある企業
1939年創業のフクダ電子は、国産初の心電計を開発した総合医療機器メーカーです。ルーツである心臓循環器系の領域を強みに、病院やクリニックで使用される医療機器だけでなく、在宅用医療機器や医療情報システム、電子カルテ、消耗品など幅広い領域で、人々の健康とQOL(Quality of Life:生活の質)の向上に貢献している企業です。
医療機器メーカーの営業職に興味はあるけれど、人の命に関わる責任感や専門性の高さなどから「仕事がきついのでは?」と不安を感じる人もいるかもしれません。
医療機器メーカーのイメージの裏側にある、本当の“働きやすさ”と“やりがい”について詳しく解説します。
【アンケート回答】人数66名、期間:2025年11月~2026年1月
医療機器メーカー営業の仕事が「きつい」と思われる理由
「専門性が高くて、知識習得が難しそう」
医療機器メーカーと聞くと、「医療や工学に詳しくないとできないのでは?」と思う方も多いでしょう。
フクダ電子の営業の中には多くの文系学部出身が活躍しています。フクダ電子では、入社後に必要な知識をゼロから学べる体系的な研修カリキュラムが用意されており、ステップを追って学べる環境があるので医療機器の知識を着実に身につけていくことができます。
「病院のスケジュールに合わせるから忙しそう」
病院では急患や入院患者への対応もあり、医師の仕事は深夜に及ぶこともあります。そのため医療機器メーカーの営業も「夜遅くまで拘束されるのでは?」と懸念する人がいるかもしれません。しかし、フクダ電子では、緊急時の駆け付け対応は当番制になっており、チームで業務を分かち合う体制が整っています。年間休日日数も多く、オンとオフを切り替えて働くことができます。
「医師とのコミュニケーションが難しそう」
「お医者さんというと、気難しかったり厳しい先生が多いのでは?」と身構えてしまうかもしれません。しかし、医師が切実に求めているのは現場を支えるパートナー。その立場をしっかりと認識し、機器に関する正確な情報提供や迅速なフォローを丁寧に行うことが大切です。専門家である医師から信頼され、頼られる存在を目指せるという点はこの仕事ならではの醍醐味と言えます。
実際どうなのか?若手社員のリアルな声
ここでは、フクダ電子で働く若手社員のアンケートから、実際に医療現場に関わるメーカー営業職としてのリアルな声をお届けします。

フクダ電子の現職社員約6割が文系大学の出身
「医療」と聞いて理系大学出身をイメージする方も多いと思いますが、実は文系出身者も多く活躍しています。 入社後の研修や勉強会、先輩からの指導、OJTを通して医療系の知識を習得をされた方がほとんど。
アンケート回答者の出身学部を見ると、約6割が文系学部(経済、法、商、社会、文学部など)の出身でした。「医療に関わる資格なし」で入社した社員が大半を占めています。 入社後のサポートで安心できたことについて伺いました。
- 「OJT研修や先輩社員との同行営業。最初は先輩の運転手として同行し、現場の空気に慣れることから始められました」(入社6年目・フクダ電子販売)
- 「1年目は上長とペアで活動し、教育やOJTで業務を覚えました」(入社6年目・フクダ電子販売)
- 「マンツーマンで先輩や上司から業務を教えていただく機会がありました」(入社5年目・フクダライフテック)
このように、「先輩との同行」「OJT(実務を通じた指導)」が圧倒的に多く挙げられました。座学だけでなく、先輩の隣で実際の現場を見ながら学べる環境が、文系出身者の安心感に繋がっています。
24時間体制当番を担当する頻度は?
医療は時間を問わず行われます。そのため医療機器メーカー営業の仕事の中には、24時間体制でサポートする役目もあります。頻繁に対応をしないといけないのか、対応頻度についてお伺いしました。

医療機関からの急遽の注文や機材対応などを行う
「機器が壊れてしまった。」「緊急でこの機器を用意して欲しい。」など突発的に医療機関から依頼が入ることも。 メーカーに連絡が繋がらなければ、命に関わる可能性も。 そういったことのないように24時間体制を導入しています。 当番の回数は販売会社により異なりますが、プライベートの時間や社員の安全を考慮した上で医療の質の担保に努めています。
- 「平日の通常業務時間外の呼び出しは極端に少ない。多くても週に1~2回」(入社6年目・フクダ電子販売)
- 「ほぼなし」(入社2年目・フクダ電子販売)
- 「平日は0〜1回あるかないか」(入社3年目・フクダライフテック)
- 「夜間は1年に1回程度」(入社5年目・フクダ電子販売)
アンケート回答の多くは「0回〜1回」「週に数回」と頻繁に呼び出しがあるわけではないようです。また販売会社内で緊急対応の担当をローテーションで担当しているため、「毎週担当になる」ということはありません。内容は特定の消耗品の補充や簡単な操作確認などで、医療がスムーズに行えるように迅速な対応が求められます。
医療機器メーカー営業のやりがいは?
もっとも多かった「やりがい」の声は、医療従事者や患者からの「ありがとう」という感謝の言葉でした。
- 「自分が提案した製品で日々の検査が行われているという事実に対してやりがいを感じます」(入社3年目・フクダ電子販売)
- 「患者様から感謝の言葉を直接いただけること」(入社3年目・フクダライフテック)
- 「医療機器の提案をとおして、医療の質を直接上げることができる点」(入社6年目・フクダ電子販売)
感謝の言葉をもらえた瞬間や自ら提案した機器が採用された時など、医療を支え、医療従事者と患者をサポートする実感が得られる仕事であることが分かりました。
医療従事者や患者と接する際に気を付けていることは?
命に関わる現場に立つ医療機器メーカー営業の仕事。だからこそ、気を付けている点について伺いました。
- 「忙しい先生方なので、結論から簡潔にわかりやすく話すこと」(入社3年目・フクダ電子販売)
- 「分からないことは素直に『確認します』と言って、曖昧な回答で嘘をつかないこと」(入社2年目・フクダライフテック)
- 「言葉遣いや身だしなみ、時間を守るという当たり前の礼儀」(入社4年目・フクダ電子販売)
高度な医学知識よりも、まずは「時間を守る」「嘘をつかない」「相手を思いやる」といった人としての誠実さが、現場では何よりも大切にされていることがわかります。
フクダ電子の営業がきつくないと答える理由
フクダ電子の営業が、一般的なイメージよりも「きつくない」と言われる理由は分業体制と地域密着の仕組みにあります。
専門部隊によるバックアップ
フクダ電子には、機器の取扱い説明や定期点検、保守・メンテナンスなどをサポートする「フィールドエンジニア」が在籍しています。そのため、営業がすべてを一人で解決する必要はなく、エンジニアと協力して現場の問題解決にあたります。難しい機器のトラブル対応は専門部隊がバックアップしてくれるので営業担当は安心して顧客との関係性構築に集中できる環境です。
地元密着型だからこその効率性
フクダ電子の営業は、地域密着の現地採用を基本としています。そのため、担当エリア内の移動距離が比較的短く、効率的な営業活動が可能です。慣れ親しんだエリアであれば土地勘による相乗効果も期待でき、地域医療を支えるためにもポイントとなる知識の一つといえます。
命に関わる責任から「きつい」と思われがちの医療機器メーカーの営業。しかし、フクダ電子の現職社員によるアンケート結果から、専門知識よりも人としての姿勢が重要になってくることが見えました。医療を支えたいという想いがあれば、チャレンジできる職種と言えます。
