「地元で就職したい」という思いを持ちつつ、大企業への就職となると、どうしても頭をよぎるのが全国転勤の可能性です。
ここでは、地元に根ざして働ける大手の医療機器メーカーについて解説します。
医療機器メーカーは広域展開が基本
人々の健康を支え暮らしを豊かにする医療機器メーカーは、全国の人から必要とされています。特に、高齢化社会を迎えた日本ではますます医療機器のニーズが高まり、製品そのものだけでなくメーカー担当者の役割も増しています。そのため、医療機器メーカー業界は全国での営業展開が基本路線となっており、各メーカーとも各地に拠点を構えています。
新卒からの入社後は、数年間の全国転勤を前提とする企業が多いのが実情です。
入社後のキャリアは会社主導で決定され、本人の意向に関わらず数年おきに勤務地が変わることも珍しくありません。
医療機器メーカーでありながら全国転勤がない企業
全国に拠点を構える大企業では異動による転勤を命じられることもあります。
一方で、新卒入社時に「全国転勤なし」のエリア採用を掲げている医療機器メーカーがあります。
全国をカバーする「フクダ電子」のネットワーク
心電計の生みの親でもあるフクダ電子も例外ではなく、全国に220を超える販売・サービス拠点を展開しています(2026年1月現在)。
フクダ電子の特徴は、製品・サービスを提供する領域によって事業会社を分けている点で、病院やクリニックなど医療従事者向けの販売はフクダ電子販売会社が、在宅医療向けの機器レンタルはフクダライフテックがそれぞれ担っています。
地元で働けるフクダ電子の営業職
両社ともフクダ電子を代表する事業の柱であり、いずれにも共通しているのは、地域密着型の営業体制に対し、エリア採用の形態をとっている点です。つまり、フクダ電子は全国に広大なネットワークを持ちながらも、営業職採用は、全国への異動がありません。そのため、安定した環境の中で地域医療を支えることが可能なのです。
住み慣れた地元で仕事に集中できる
地元で就職することのメリットは、生活基盤の安定により心のゆとりが得られる点にあります。
慣れない土地での生活や引越の負担がなく、親や友人など安心できる周囲のサポートを得ながら仕事に集中できます。
実際にフクダ電子で働く若手社員へのアンケートでも、回答者の約8割が現在の勤務地を選んだ理由として「地元であること」「実家から通える距離であること」を挙げています。
また、仕事のやりがいについても「生まれ育った地域で医療に貢献できること」や「地元の医療従事者の方や患者様から『ありがとう』と感謝の言葉をいただけること」という声が多く寄せられており、愛着のある土地で地域医療を支えることに誇りを持って働いている社員が多いことが分かります。

地元の地域医療を支えたいと思って入社した人が多く在籍
フクダ電子の場合、「地元で地域医療を支えたいから」「将来的に家族が近くにいてくれた方が長く働けるから」など、社会貢献や将来を考えた際に地元で働くという選択をした人が多く在籍しています。
【アンケート回答より】実施期間:2025年12月~2026年1月、対象人数:66名
地元密着型営業で顧客との関係性を構築
企業としても地元就職には大きなメリットがあります。地元をよく知る社員は顧客との関係性を構築しやすく継続的にきめ細やかなフォローができるため、企業としての信頼性を高めることができます。こうした地域医療への繋がりを通じて、自分たちの仕事が地域医療を支えているという大きなやりがいを感じられる点も地元就職のメリットです。
監修

(https://www.fukuda.co.jp/)
創業85年の信頼と歴史のある企業
1939年創業のフクダ電子は、国産初の心電計を開発した総合医療機器メーカーです。ルーツである心臓循環器系の領域を強みに、病院やクリニックで使用される医療機器だけでなく、在宅用医療機器や医療情報システム、電子カルテ、消耗品など幅広い領域で、人々の健康とQOL(Quality of Life:生活の質)の向上に貢献している企業です。
